免許証を返却する前に確認しておくこと

今日は免許証を返納しようかなと考えている方に向けて、返納する前に考えてほしい3つのことを書いていきます。


1.ライフラインが確保できるのか?

あなたが自動車運転をするときに生活に必須な内容は含んでいないでしょうか?例えば買い物や通院、銀行や郵便に行くことは生活するのに必須ですよね?

自動車運転をせずに生活が保てるのかはとても大切ですね。そこで大切なのが家族が代わりにやるからというのはあまりお勧めできません。何故なら家族のライフバランスが崩れかねないからです。結果的に続かなかったりすることもあります。

代替手段としてバスを使えるのか?タクシーで行くのか?ネットスーパーや生協を使うのか?訪問診療で頼るのか?

可能な限り自らで代替手段を構築していくのが理想です。


2.心たのしく生きていけるのか?

自動車運転は余暇活動にも使われたりしますよね?近所の人とお茶をしたり、遠出したり、サークル活動に行くのに使う人もいます。

各研究によると免許証を返納した人は外出機会が減る傾向にあるといわれています。その為、閉じこもりがちとなることで不活発な生活となることも多いようです。不活発な生活は体力や筋力の衰えだけでなく、認知症やうつ病の発症リスクも高めてしまうため、安全な生活で安心して暮らすつもりが、しばらくしたら生活そのものが破綻するというケースも珍しくはないようです。

外出機会が保てたり、今まで大切にしてきた活動を続けることもとても大切なことですのです。


3.役割が保てるのか?

特に男性の方は、奥様を送り迎えしたり、友人を連れて行ったりと自動車運転が誰かの役に立てるような役割となっている場合も少なくないと思います。

役割があるというのはストレスを軽減させたり、生きがいにつながりますので、特に自動車を運転することで貢献感を強く感じている人は免許証返納の後のどんな役割を持てるのかというのは考えておいたほうが良いでしょう。

役割の喪失もまた、うつ病や認知症のなるリスクを高めますし、家の中での居場所や幸福感の喪失にもつながるリスクはあります。


4.まとめ

自動車運転というのはリスクはあるものの、その分たくさんの恩恵を私たちに与えてくれています。目先の事故が不安だからという理由で返納してしまうと、かえって生活が破綻するケースも珍しくありません。

2週間~1か月間程度、本当に自動車運転をしなくてよいのか試してみることはとても大切です。また、自動車運転に代わる作業の発見や定着をする必要もあるので、早めに返納後の暮らしのイメージや新しい活動にチャレンジするのも大切です。

知多高齢者運転リハビリテーション

高齢なっても、楽しく運転を続けたい。免許証の更新に不安がある。免許証を返納したい。家族に認知症があるけど運転は続けていいのか不安。そんな思いを持っている知多半島の人たちの悩みや希望を叶えるサイト。

0コメント

  • 1000 / 1000