2025年までねばってみる
巷では、自動車の自動運転についていろいろと言われていますね。実際既に高速道路であれば半自動的に運転できるようになっていますね。
自動運転が可能になればもう運転免許なくても、障害があっても、高齢になっても事故起こらなくなって、運転できる人が増える可能性が一気に広がりますよね。
自動車の自動運転はいったいいつ出来るのでしょうか?
2025年実用可能を目途
警察庁交通局の資料「自動運転をめぐる最近の動向と警察庁の取組について」によると2025年には自動車運転の完全自動化を目指しているようです。
技術的な面ではGPSや各種センサーがかなり高度になってきており実現可能なレベルではあるのでしょうがまだ各種課題があるようです。
車両の安全確保の考え方
自動運転の試験的にはかなり高精度化されたとはいえ、実社会での試運転はまだデータが足りないことや、ガイドライン等も未整備な点があるため、安全性に対しての基準を定める必要性がまだあります。
交通ルールの在り方
現在は運転者が自動車を運転する前提での法律で稼働しているので、見直しが必要になります。特に影響するのがジュネーブ条約と道路交通法ですね。
ジュネーブ条約では一単位として運行されている車両又は連結車両には、それぞれ運転者がいなければならない。
という義務があるため、運転しなくてもいいシステムにも関わらず運転している状態を保たねばならないという位置づけになります。
道路交通法では車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。
とされており、ハンドルとブレーキ操作をしないといけないことになっております。高速道路の自動運転でもハンドルは握っていなければなりませんよね?これでは自動運転のメリットがほとんど活かせなくなってしまいます。
責任関係
自動運転中の事故の場合、だれが責任を取るのかというのは非常に難しい問題です。自動運転は100%安全であるわけでもなく、想定外の状況も起こり得るので、製造会社なのか運転者なのかという責任問題が発生します。
これらの課題を20225年までに解決する予定ではありますが、予定はあくまで未定。完全自動化がやってくるためにはまだ少し時間がかかりそうですね。
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