ライフステージと運転
『趣味が出来ないと認知症になる!?』
高齢者の介護予防への取り組みは,我が国にとって重要な事業となっている.社会的・生産的活動は身体機能の低下,閉じこもりの防止や,要介護認定の維持・改善につながることなどが報告されている。なかでも「趣味」は主観的幸福感,幸福度,生活満足度が高めで,うつや認知症の予防になりうるという報告がされている。
高齢になると趣味や仕事から引退するようになります。また、結構な人が趣味よりも仕事に熱中していることがあり、仕事を引退すると、とたんにやることが無くなり、社会から切り離された生活を送りがちです。そうなると閉じこもり、体力が手K\活かし、認知機能も低下してしまうということがわかってきています。
実は自動車運転もここに絡んでくると考えられたいます。皆さんどうでしょうか?趣味や仕事に行くのに自動車運転をする人はいないでしょうか?
自動車運転をやめた途端に、社会から切り離される人も少なくありません。
ここで言いたいことは何か?趣味をやめるなということ
地域高齢者における人生の目的や趣味を持たないことが,死亡リスクや日常生活動作・手段的日常生活動作が低下するリスクについて示唆されている.作業療法場面においては,なんらかの理由で趣味が中断された対象者と関わることも少なくないなかで,これから高齢者となる中年世代の趣味の傾向や人生背景を知ることは,作業療法における作業の選択に有益となるものと考えられる.
何らかの理由の中に自動車運転が含まれることももちろんある。運転をやめる=シュミをやめるとは考えないでほしいのです。なぜなら自働車運転は移動手段にすぎないからです。免許証を返還したり、運転禁止になったりするときに結構何もできなくなったといわれる方も多いのですが、こういう場合運転が目的化していることが少なくないのです。
自働車運転は目的地に行き、目的的行動を達成して帰ってくるまでの手段の一つに過ぎないのです。実際最近地域の方とお話ししていると「最近運転は控えて歩いて移動しとるよ」という方も結構出会います。
人との出会いを大切にせよ!時間の使い方を考えよ!
趣味はライフステージごとの時代背景による経済状況や時間の余裕によって変化することが明らかとなった.また,中年世代の趣味に対する思い出として人との思い出が最も多かった.作業療法で趣味を活用する際には,活動そのものを提供するだけでなく,その趣味の背景としての思い出を理解する必要性が示唆される.
僕自身にも言えることですが、趣味活動においては『誰とするのか』というのが、強烈に影響しているようです。つまり、人とのつながりを維持することが大切であるということです。特に仕事や家族以外の人とのコミュニティをつくることは大切です。中年になったりすると他者との関わりが減ったりするので、趣味活動のグループに所属することは重要でしょう。
また、仕事や子育てに時間を割きすぎていることも多いので、ちゃんと自分の時間を持つことは大切でしょう。特に男性ね。
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