運転は楽しむべし

自動車運転については、リスクの高さや事故発生率の観点から報告としてはネガティブなものが多いですが、ちょっと面白い報告を見つけました。


日本交通科学学会誌の「自動車運転をポジディブ視点から捉え直す」とういう総説ですね。


要約を載せると
自動車運転をタスクディマンドとパフォーマンス発揮という観点から捉えて、運転でのリスク、運転の楽しさ、運転と健康を論じる。自動車運転では、ディマンドとパフォーマンスとのバランスが取れており、このバランスが崩れたときにリスクが高まると考えられる。
さらに運転の特徴として、車速や車間距離など自身の運転行動によってディマンドをコントロールできることにある。このことは楽しさの理論であるフロー理論で示されている挑戦と能力の一致および状況の支配感につながる。一方、ストレス研究において、仕事に裁量があると仕事が多くてもストレスが低く、疾患への罹患率が低いことをラザルスが示したが、ここにおける裁量とはディマンドのコントロールであり、運転によってストレス解放が行われる一因と考えられる。

ディマンドコントロール能力を獲得することによって、リスク低減、運転の楽しさ、健康、成長といったポジディブな効果が得られるのが自動車運転である。

とされています。


つまり何が言いたいのかというと

自動車運転も一種の課題としてとらえてみると、運転者自身が楽しめており、課題の難易度の調整ができれば、体にも脳にもいい運動になり、ストレスの発散にもつながり健康に良いというものです。


運転をしているときに、緊張感が走りすぎるような場所(道幅が狭い、交通量が多い)とか時間帯や天候を考慮して、楽しく運転できているうちは、運転者への健康につながるので、積極的に運転するといいかもしれませんね。


でも、不安が大きかったり、運転を楽しめないようなら、健康を害する可能性もあるので、気を付けてくださいね。

知多高齢者運転リハビリテーション

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