高齢者運転とアドラー心理学

今日は運転とアドラー心理学について書いていきたいと思います。なんでこんな記事を書こうと思ったかというと、僕自身は作業療法士であり、作業療法は哲学を武器にして問題解決してきた背景がありますから、実は科学的に述べるよりも哲学から考えるほうが得意だったりするのです。


アドラー心理学

一時期『嫌われる勇気』を皮切りにムーブメントをきたした心理学です。

アドラー心理学では、個人をそれ以上分割できない存在であると考えることから、人間の生を、個人という全体が個人の必要な機能等を使って目的に向かって行動している、というふうに考えている。より具体的には、人間は相対的にマイナスの状態(劣等感を覚える位置)から、相対的にプラスの状態(優越感を覚える位置)を目指して行動している
アルフレッド・アドラーは、オーストリア出身の精神科医、心理学者、社会理論家。ジークムント・フロイトおよびカール・グスタフ・ユングと並んで現代のパーソナリティ理論や心理療法を確立した1人。


対人関係論

高齢になっても運転できるかどうかは結論「対人関係」がどうかというのが大きく占めるのではないかなと個人的に思っています。

普段みなさんは運転免許を返納しようと思うかと聞かれれば、僕も含め思いませんよねっていう話です。大概、運転免許返納は他人から勧められるもので、そういうこと言われるとカチンとなってトラブルになったりするものです。そこでの最大の因子は『あなたと周りの人との関係性』だと思うのです。


例えばあなたが自動車運転で家族の人の送り迎えや、物を運んでいたりしていたらどうでしょうか?周囲の人は運転を止めると自分にも不利益を被るので、運転がどうやったら続けられるか考えるでしょう。

例えばあなたが運転をやめるかどうか悩んだ時、周囲のバックアップが万全だったらどうでしょうか?運転しても生活に支障がないと安心できれば免許証を返納できるでしょう。


そのことについてアドラー心理学では『対人関係論』といい、アドラーは

すべての悩みは対人関係の課題である。

とさえ言っています。


家族や周りの人と良好な関係性をつくることも、自動車運転に影響していると思うので、コミュニケーションを普段からとることは人生をよくしていくためにもめっちゃ重要ですよ。

知多高齢者運転リハビリテーション

高齢なっても、楽しく運転を続けたい。免許証の更新に不安がある。免許証を返納したい。家族に認知症があるけど運転は続けていいのか不安。そんな思いを持っている知多半島の人たちの悩みや希望を叶えるサイト。

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