不眠と自動車運転
最近は施設での睡眠マネジメントに携わっていて、高齢になると不眠というのはかなり問題になるみたいですね。
不眠症になると、高血圧や糖尿病、脂質異常症、うつ病などが起こりやすくなることがわかっています。
また、生活リズムも破綻したり、運転中に居眠りして事故を起こすこともあるので、やっぱり睡眠は大切ですよね。
高齢者の3人に一人は睡眠障害を抱えているので、睡眠を整えるのは運転においてもとても重要です。
不眠症を改善するには生活習慣の見直しが重要です。まず朝起きる時間を決めます。夜いくら寝られなくても毎朝同じ時間に起床し、カーテンを開けて太陽の光を浴びましょう。朝食も必ずとることで、1日のリズムを決める体内時計をリセットします。昼寝はしないことが望ましいですが、どうしても眠い時は午後3時までに20~30分程度だけ取ってください。
夜は、覚醒作用のある明るいLED照明やテレビ、パソコンなどの使用は避け、睡眠中に目が覚めやすくなるので寝酒も控えます。
また、意外と知られていないのが高齢になればなるほど睡眠時間は減少します。にもかかわらず長時間ベッドに入り眠れないと思い込んでいる人もいるので注意が必要です。
また、眠れない方は睡眠導入剤を使われている方もいると思いますが、服薬後は運転を控えなければならないものもあると思いますので、運転する方は時間に気を付けていきましょう。
睡眠薬も事故を起こした場合は、責任を問われます。
0コメント