記憶と自動車運転
認知症を支援することが多い僕にとって結構このテーマは重要なので、澤田先生の論文を紹介。
くも膜下出血後記憶障害がある症例
ADLは自立
運転操作はクリアだが、専門機関では記憶障害があるため運転は控えるよう指示実際は復職し、運転を再開したがいつものルートであれば出来ている
運転再開支援をする際に記憶障害について不安になることありますよね。僕自身も認知症や記憶力低下した人に関してリスクのある作業を勧めたらいいのか迷います。
この症例からわかることは、環境因子に配慮することの重要性だと思います。ADL動作や自動車運転の操作は問題なくできていたことから手続き記憶は保たれているということがわかるので、実際に運転するコースでの運転の評価が重要だったことがわかります。
実車評価でも配慮しなければいけないことなんですが慣れてない車で、慣れていないコースを運転するのは健常者でも適応に時間がかかるものですよね。逆に言えば記憶のリソースを環境がカバーできれば運転が再開可能だということでもあります。
これはどの作業にも言えることです。
万が一事故を起こした場合の説明義務があるので、ドライブレコーダーは付けたほうがいいかもしれませんね。
この知見はセラピストとしては重要な観点ですよね。
【参考文献】
澤田辰徳:記憶障害者の運転に関する一考察 ~当院の課題も含めて~.運転と認知機能研究会(2012).10
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